Quinta da Pellada(キンタ・ダ・ペラーダ)は、DOCダン地方に広がるセーラ・ダ・エストレラ国立自然公園の近隣に位置する、このDOCを代表する生産者です。オーナーのアルバロ・カストロは現在3つの畑(斜面のあるペラーダ、醸造所と住まいがあるサンイス、そしてオウテイロ)を所有。畑の起源は13~16世紀に遡ります。歴史が長い彼の畑は、現在ダンにあるその他のぶどう畑のように松林を新たに開拓して出来たものではありませんが、やはり松やその他のイベリア半島特有の植物が畑の中に混植されています。
「アルコリックなワインは好きでない。アルコールは食事でいうと塩分のようなもの。沢山はいらない」「ぶどうにとっては、ヴェレゾン(実が膨らみ色づき始める時期)から成熟までの時間が長ければ長いほど良いんだ」
アルバロは時期をずらして少し涼しくなった時にぶどうを収穫。ワインのアルコール度数は14℃を越えることはなく、果実味はありながらもフルーティーさだけに偏らない、綺麗な酸が残るエレガントなスタイルを保っています。樹齢は3~65年で、標高は550m。面積55ha。花崗岩をベースとした砂質粘土土壌です。