マシャレッリ社はイタリアの中央アブルッツォ州に位置しており、ほぼ2つの品種からのワインを生産しています。1つは赤ワイン用のモンテプルチアーノ・ダブルッツォ、もう1つは白ワイン用のトレビアーノ・ダブルッツォです。いまでは、400haの土地を所有し、内300haは葡萄畑、残り100haのうち25haは、自然のまま残し、75haに関しては、これから葡萄畑になる予定です。また、オイルの生産にも力を入れています。100%農業会社として、購入し、全て自分たちの畑から収穫し、瓶詰めまでを行っています。土地を購入した際は、全てを葡萄畑にすることはせず、自然のバランスを考えて各所に果物を植えたり麦を植えたりということも積極的に行っています。

マシャレッリ社の大きな特色は、アブルッツォ州全ての県(キエーティ/アクイラ/テラモ/ペスカーラ)の14つの町に畑を所有しているということです。すべての県において最適の土地を調査、取得して生産しつつ、その土壌風土を最も活かせる醸造方法を選んでいます。同一品種を使って、違う土地からまったく異なった性格のワインをつくるということは、ブルゴーニュのクリュの概念ともよく似ています。