猛暑日と、パリ五輪のニュースが続く8月3日(土)、恒例の「フードトラック・ハガリ」ランチ会を開催しました。イベントの模様をお伝えします。
1.イベントの内容
◆イベントの魅力
オーデックス・ジャパンの敷地に、本格イタリアンのお料理を販売する「フードトラック・ハガリ」をお招きするイベントです。
11時から16時のお昼の時間帯に、社屋のなかで、各自が購入したお料理にグラスワインを合わせたイートインや、テイクアウトのサービスがお楽しみいただけます。
社屋は丘の上の住宅地にあり、車の往来は少なく静かで、まわりに高層ビルはなく、空が広く、開放感があります。
歴史的建造物の社屋は、モダンでありながら木材を多用し、アートと懐かしさを感じる飽きない居心地です。
東京なのに、まるで高原の美術館やペンションに来たような雰囲気です。
お友だちとの会食に、ぜひご利用ください。
◆フードトラック・ハガリとは
「フードトラック・ハガリ」は、数々のレストランでシェフを歴任し、青山のイタリアン・レストラン「チンクエ・メッゾ」のオーナシェフを務める葉狩洋(はがり・ひろし)さんがプロデュースするフードビジネスのひとつです。
葉狩洋さんは、青山のレストランを経営しながら、フードロスを最小限にする取り組みから、夫人が販売する高輪のテイクアウト専門店「パネッテリア・ハガリ」と、娘の澪蘭(みらん)さんが販売する「フードトラック・ハガリ」で食材を共有しています。
毎朝、葉狩洋さんが仕込む料理を、夫人と娘が手分けして販売するファミリー・ビジネスです。
一流イタリアン・レストランの食材を共有するため、フードトラックで販売する料理も、本格的なイタリアンに特化しています。
「フードトラック・ハガリ」のインスタグラム→https://www.instagram.com/arrostteriahagari2022/?hl=ja
◆今回の「フードトラック・ハガリ」のメニュー
【前菜の日がわりメニュー】
《野菜料理》
・カブのタプナート(アンチョビ、オリーブ、ニンニク)ソース和え
《魚料理》
・タコとオリーブ、ミョウガ、小葱のマリネ
・海老とトマト、ズッキーニのバジル風味マリネ
・マンボウの腸とアスパラ、ヤングコーンのバッサーノソース和え
・湯引きハモと、焼きナスのフレッシュトマトマリネ
・アジとゴーヤのドライトマト&ケッパーマリネ
《肉料理》
・ローストビーフの赤ワインビネガーマリネ
【パスタ&リゾット】
日がわりグラタン:小柱と緑野菜のフジッリグラタン
定番のライスコロッケ「アランチーニ」(中味は黒トリュフリゾットとモッツアレッラチーズ入り・トマトソース添え)
【メインディッシュ】
《日がわりメニュー》
・豚バラ肉の赤ワイン煮込み
・骨付き鶏モモ肉のメキシカーナ
・美桜鶏のローストチキン
《定番メニュー》
・トリッパ(和牛ハチノスと白インゲン豆のトマト煮込み)
【自家製フォカッチャ】
定番のプレーンと、日がわりのタマネギ入り
【自家製ドルチェ】
《定番メニュー》
・チーズケーキ
・カスタードプリン
・ティラミス
・パンナコッタ
2.お客さまの笑顔
イベントに参加され、掲載の許諾をいただいたお客さまを紹介するコーナーです。
建築好き
【金融業 高橋優(たかはし・まさる)さん】
高橋優さんは、オーデックス・ジャパンの社屋がある高輪の近所にお住まいです。そんな縁で、以前からワインを購入したり、フードトラック・ハガリで惣菜をテイクアウトしていました。
「フードトラック・ハガリ」ランチ会イベントでは、イートインのサービスもあることを知り、今回はじめて夫人と娘を連れて参加したそうです。
高橋優さんは、会食後、社屋を見学。建築に興味があり、社屋のデザインが「江戸東京建物園」や大阪の「万博記念公園」で観た建築家、前川國男(1905〜1986)の作風に似ていると語りました。
すると、ニーノ(森俊彦)は、この社屋をデザインした建築家、鈴木恂(すずき・まこと 1935〜)は、前川國男の弟子であること。さらに、前川國男は、フランスの著名な建築家、ル・コルビュジエの弟子であることを解説しました。
高橋優さんは、作風の系列を知ることで、社屋の興味が増し、持参した一眼レフカメラで撮影しました。
夫人は、高輪の商業施設は減っているため、ワインの小売や、このようなイベントを続けてほしいと語り、ワインを1ダースご注文いただきました。
鬼が笑う
【画家、弓指貴弘(ゆみさし・たかひろ)さんとワインバー「泥棒日記」女将、木村未穂(きむら・みほ)さんのグループ】
オーデックス・ジャパンの社内に展示してある、かわいい鬼の絵画2点は、画家、弓指貴弘さんが描いた作品です。
この絵画が、社内にある背景は、今年1月にさかのぼります。ある日、ニーノ(森俊彦)は、ポストに入っていたチラシのなかで、近所のマンション「島津山ペアシティ(品川区北品川6-2-10)」の2階にあるアートギャラリー「gellery 201」のチラシに目がとまりました。
それは、弓指貴弘さんの展覧会を告知する内容でした。ニーノは弓指さんのことは知りませんでしたが、告知の絵画を一目見て興味がわき、すぐギャラリーに行き、弓指さんに会い、作品を購入しました。
子どもと犬を描いた作品を購入した理由は、ニーノが近所の子どもと、妻が飼っている犬と仲良くなりたいと思っていたからだそうです。
かわいいものにも、鬼の一面があり、鬼にもかわいい一面がある。いろんな見方ができるモダンアートです。ニーノは絵画を目線より下に飾って見ることが好きなため、床に置いて楽しむことが多いそうです。
【画家、弓指貴弘(ゆみさし・たかひろ)さん】
弓指貴弘さんは1993年福岡県生まれ。九州産業大学芸術学部卒。2018年に上京してからアクリルによる絵画制作を開始。2023年から千葉県船橋市にアトリエ兼自宅を構え、フクロウと一緒に暮らしています。
ある夜、船橋のある店で飲んでいたところ、船橋のワインバー「泥棒日記」を閉店してから飲みに来ていた女将、木村未穂さんと出会いました。
ワインつながりでニーノ(森俊彦)を紹介しようと思い、イベントの機会に連れ立って来社されたそうです。
弓指貴弘さんのインスタグラム→https://www.instagram.com/yumisashi.t.t/?hl=ja
また、オーデックス・ジャパンの施設内で、10月12日(土)から10月14日(月)まで、弓指貴弘さんの絵画を展示する個展を開催します。
個展の詳細は、情報を順次アップデートして、ホームページやSNSで追加告知する予定ですので、よろしくお願いします。
【ワインバー「泥棒日記」女将、木村未穂さん】
木村未穂さんは、2022年から実家のある千葉県船橋市でワインバー「泥棒日記」を開店しました。24席のバーをほとんどひとりで切り盛りしています。
「泥棒日記」の屋号は、亡くなった親友のアパレルブランドから引用したそうです。活動のコンセプトは和と洋の融合。ワインは日本製を推し、ワインバーだけれど和服を着て接客しています。
幼いころから、裁縫などを通じてものづくりに興味を持ち、いまは、お店の料理の調理や、ワイナリーを訪ねることを楽しみにしています。
木村未穂さんは、「フードトラック・ハガリ」の葉狩澪欄さんの父、葉狩洋さんが南麻布のイタリアンレストラン「アッピア」でシェフをしていたとき、同店でホール係として勤務していた経歴があり、葉狩一家とは旧知の仲だそうです。
葉狩澪欄さんとの再会も、イベント来訪の楽しみだったと語り、ワインを1ダースご注文いただきました。
ワインバー「泥棒日記」のインスタグラム→https://www.instagram.com/dorobou_nikki/?hl=ja
3.孫とたわむれる
当日は森久美の息子の夫人と、孫2人がイベントに参加しました。
イベント開催時間中は、社屋隣の森夫妻自宅でくつろぎ、夕方から社屋に移り、森夫妻やスタッフとの交流を楽しみました。
4.まとめ
猛暑のなか、イベントに参加されたお客さま、誠にありがとうございました。
ニーノ(森俊彦)のポリシーは、ワインをむずかしく語らない。まず、飲んでみて、美味しいかどうか。もちろん、人によって、味の好みはちがいます。
建築や、絵画など、視覚に訴えるアートも同じです。第一印象で気にいるかどうか。能書きから入るものではありません。
ニーノが直感で選んだ絵画から人の交流が広がり、ワインにつながり、出会いと再会に発展する面白さを感じたイベントでした。
5.次回予告
次回の「フードトラック・ハガリ」ランチ会は、
9月7日(土)11時から16時まで開催します。
社屋でイートインをご希望のお客さまは、お席の確保の都合で、あらかじめご予約ください。
なお、8月17日(土)はお盆休みをいただくため、ランチ会はお休みさせていただきます。
また、9月はオーデックス・ジャパンのイタリアツアーなどの関係で、ランチ会は9月7日(土)のみの開催となります。
あらかじめご了承ください。
10月のランチ会は、10月5日(土)、12日(土)、19日(土)の3回開催する予定です。
10月12日(土)は、前述の弓指貴弘さんの個展と同時開催になります。
引き続き、よろしくお願いします。
(監修:オーデックス・ジャパン 写真・文:ライター 織田城司)
Supervised by ODEX JAPAN Photo & Text by George Oda