飲むならアルバリーニョ
アルバリーニョは
ポルトガルの白ぶどう品種。
フルーティーな香りときれいな酸が特徴。
起源はミーニョ。イベリア半島北西部。
今、世界中でつくられている*1
アルバリーニョのワイン。
どうして?
さまざまなタイプの環境や土壌に
適応できる品種だから。
ワインの世界はフランスも例外なく
地球温暖化の問題に直面している。
昔と同じ品種と栽培・醸造法では
アルコリックになるばかりで
酸の弱いワインができてしまう。
だから2019年6月、ボルドーワイン委員会は
気候変動に適応できる
酸のしっかりした品種として
アルバリーニョの導入を決めた*2。
次世代の世界品種はアルバリーニョ。
産地はミーニョ。人はジョアン。
カメレオン・アルバリーニョ。
*1 スペイン、オーストラリア、南アフリカ、アメリカ、ウルグアイ、ブラジル、チリ、アルゼンチンなど。
*2 現在のAOC規定では補助品種として指定され作付面積は5%まで。導入された品種は赤白あわせて7種。赤ワインではポルトガルのトゥリガ・ナシオナウも含まれている。
アルバリーニョの魅力をさらにお伝えスルーニョ
おしえて!カメレオン!
Q:いつが飲み頃?
A:今から。でも10年後にまた飲んでMinho。
コスパの良いワインだから数年以内に飲んだ方が良い? もちろん生き生きとした華やかなぶどう(アルバリーニョ)の香りや満ち溢れた果実味を楽しみたいなら今。でも実はカメレオンの飲み頃予想は2019-2028年の10年スパン(WINE ADVOCATEより)。アルバリーニョは長期熟成のポテンシャルがあり、その点でも注目を集めている品種です。熟成するとよりオイリーになり、ナッツや蜂蜜、イチジクの味わいが生まれます。若アルバリーニョはサラダや魚介と相性がいいですが、年を取ると脂がしっかりのった食材、グリル、癖のあるチーズともマッチする老アルバリーニョに大変身するのです。
Q:青くなるまで冷やす方がいいの?
A:緑も青も。どちらも試してMinho。
ラベルのカメレオンには特殊なインクが使われており、キンキンに冷やすと、緑のカメレオンが青に変わります。これは生産者のジョアンが「白ワインの理想的な温度」のサインとして仕掛けた遊び。でもカメレオン2018は、立ち上がる香りがすごく良く、ほのかにオイリーなテイストもあるのが特徴なので、ぜひ緑の状態でも味わってください。適度に冷やす程度だとカメレオンはまだ青くなりません。公式のおすすめ温度は8-11℃。一本で二色の味を楽しんでくださいね。
青くなっても
ヒトの指が触れると
緑にモドリーニョ。
シャイなので……